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樹木の測り方など
1.樹木の「幹の太さ」から「葉の面積の合計」を求めてみましょう。
- 樹木の「幹の太さ」は、地面より、1.3m位いの高さで、幹周りを測りましょう。
- 次に、下の表を使って、「葉の面積の合計」を求めましょう。
たとえば、「幹の太さ(直径)」が20cmなら、「葉の面積の合計」は、35m2になります。
「幹の太さ(直径)」は、樹木の形状がほぼ円として、幹周り ÷ 3.14 で、求めましょう。
- 調べた樹木の、すべての葉の面積を合計しましょう。
葉の面積の合計 ① m2 |
幹の太さ(cm) | 葉の面積(m2) |
---|---|
5 | 5 |
10 | 10 |
15 | 20 |
20 | 35 |
30 | 60 |
40 | 90 |
50 | 130 |
60 | 180 |
70 | 200 |
80 | 250 |
90 | 330 |
100 | 400 |
125 | 600 |
150 | 800 |
180 | 1100 |
200 | 1300 |
「大気浄化植樹マニュアル」(環境再生保全機構 発行)より作成。
2.調べた葉(1m2)が1年間に吸収する二酸化炭素の量を調べてみよう
光合成について:植物が、日光のエネルギーを用いて、二酸化炭素と水から炭水化物を作りだし、その際酸素が放出される。植物も動物と同じく酸素を吸って二酸化炭素をはきだす呼吸もしているのですが、昼間は光合成の働きが活発なため、全体としては、二酸化炭素を吸収して酸素を放出していることとなります。
調べた葉の面積の合計 | 葉(1m2)が1年間に吸収する 二酸化炭素の量 | 調べた葉(1m2)が1年間に吸収する 二酸化炭素の量 |
---|---|---|
① m2 | × 3.5kg/m2・年 | = ② kg/m2・年 |
「大気浄化植樹マニュアル」(環境再生保全機構 発行)より作成。
3.樹木が吸収する二酸化炭素の量と家庭から排出される量を比べてみよう
調べた樹木は、家庭から発生する何軒分の二酸化炭素を吸収するのかな
調べた樹木が1年間に吸収する二酸化炭素の量 | 家庭から排出される二酸化炭素量(3.3t-CO2/世帯.年)で割って 調べた樹木全体が吸収する家の軒数を求めましょう。(「平成29年度家庭部門のCO2排出実態調査」(環境省)) |
② kg/m2・ 年 ÷ 3.3 t-CO2/世帯.年 = 軒 |
家庭から排出される二酸化炭素量(3.3t-CO2/世帯.年):
「平成29年度家庭部門のCO2排出実態調査」(環境省)より。
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- 2018.11.24
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概要
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